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ムーンショット型研究開発プロジェクト 生分解開始スイッチ機能を
有する
海洋分解性
プラスチックの研究開発
R & D of marine biodegradable plastics
with degradation initiation switch function

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ムーンショット 目標4『地球環境再生に向けた持続可能な
資源循環を実現』

Projectプロジェクト概要

本研究開発プロジェクトでは、海洋プラスチックゴミに関わる課題を克服し、環境汚染問題の解決「Clean Earth」を実現する「生分解開始スイッチ機能を有する海洋分解性プラスチック」の開発を目指します。

本プロジェクトは以下の5つの開発項目で構成されます。

01
生分解基盤材料の開発開発する海洋生分解性樹脂の様々な分野への展開を目指して、「生分解開始スイッチ」を組み込むための多様な機能および物性を持った新しい生分解性基盤樹脂の開発を行う。
02
生分解開始スイッチ機能の開発生分解性プラスチックの分解開始時期を完全制御するため、海洋環境およびその他の環境において、使用中は非分解性プラスチックと同様に物性低下がなく、材料の逸失後あるいは材料の海洋流出後に分解を開始させる、「生分解開始スイッチ」の開発を行う。
03
生分解速度制御海洋環境において、材料の生分解開始スイッチがオンになった後、速やかな、かつ安定した生分解速度を発現するための生分解速度制御技術を開発する。
04
生分解検証および評価開発する新しい生分解性プラスチックの海洋環境での生分解性を検証し、また、材料設計に資する海洋生 分解性の基礎データを各項目へフィードバックする。
05
開発技術の社会実装社会実装に向けた新しい製品を創出するため、要素技術の複合化による研究開発を行う。

More Info.

Message

釣りを趣味とする方は多いと思います。実は私もそのひとりです。釣りが好きで海を愛するがゆえ、釣り糸や漁具などが海洋ゴミとなり散乱しているのが気になります。「何か手を打たなければ…」そんな思いで開発を続けているのが、海洋環境中でタイミングよくスイッチが入り、完全に生分解する素材です。様々なデータに基づき積み上げた研究が完成に近付き、潮騒の奏でが澄み渡る気配を感じています。

Flow研究体制

粕谷PMの下、5つの中核研究機関、8つのサテライトチームおよび多くの協力企業とともに生分解性プラスチックの研究開発を進め、社会実装を目指します。

Members – Faculty

プロジェクト・マネージャー

粕谷 健一 教授  Kenichi Kasuya

【所属】群馬大学 大学院理工学府分子科学部門 教授 (学長特別補佐)(兼任)/食健康科学教育研究センター 食品開発ユニット 教授 (センター長)
・博士(工学)(1997年3月 東京工業大学)
・研究者番号 60301751

工学博士(1997年 東工大院生命理工学専攻)、理化学研究所特別研究員等を経て現職。生分解性高分子の分解メカニズムと分子設計に関する研究に従事。

東京大学
大学院農学生命科学研究科

岩田 忠久 教授
Tadahisa Iwata

東京工業大学
物質理工学院 材料系

柘植 丈治 教授
Takeharu Tsuge

理化学研究所 バイオ
プラスチック研究チーム

阿部 英喜
チームリーダー
Hideki Abe

海洋研究開発機構
超先鋭研究開発プログラム

野牧 秀隆 上席研究員
Hidetaka Nomaki

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